2013/01/10

1/11 温故知新prj 1 MK布団乾燥機を修理してみた

これは1979年頃に購入した布団乾燥機である。
特に故障もなく使用していたが、5年ほど前からタイマが効かなくなり、この冬にとうとう電源が入らなくなってしまった。
30年余り使用したのだからと粗大ごみに出すことにした。

最期のお務めもままならなかったかと若干、購入当時の事を思い出しながら表面を拭ってみたが、質感は当時と変わっていないような気がする。
ふと思いついて、金属ゴミに分別しようと分解することにした。




と、送風モータを見て愕然とする。
なんと積層鋼板まるだしである。
部品一つ一つが”ちょっとやそっとで壊れるものか”と主張するがごとく・・である。

加熱部分も鉄板構造ねじ止めである。

プラスティックにグロメット ぱっちんぱっちんてな代物ではない。


これは直さねばなるまい。


電源部分を見てみると、直すと言ってもタイマのモータの部材(写真の白い軸)が劣化して脱落しているだけであった。

例のごとくプラリペアで修復する。

タイマが作動するかどうかはどうでも良かったのだが、一応歯車に紙の秒針のようなものをくっつけ電源を入れてみた。

10分ほど放置すると確かに歯車は回転している。
プラリペアの硬化を待って操作部を組み上げる。

長年の垢というか埃をきれいに取り除き、
ついでに磨き上げる。

付属品の蛇腹とエアマット部。
30年も経つと蛇腹のプラが劣化しそうなものだが何の不具合もない。
マットも終端にジッパ、中央はスナップ止めの為、簡単に裏返して洗濯できる。
実に良く考えられている。

ダイソンのクリーナヘッド部にも、蛇腹状の部分があるが、これは使用10年にして破れてしまった。仕方がないのでスーパーXで補修している。


確かこういう部分にはフィルターが存在した方良い気がしたためそれなりのものをつけてみた。
これは洗面所の排水口のゴミトラップを薄く切ったものである。
キャンドゥにて¥105なり。








現在、布団乾燥機は絶好調で動作している。やはり昔のものは分解してみると日本人技術者の心意気が感じられるものが多いような気がする。
ふと、その後、実家のために買って帰ったNIES(東南アジア)の扇風機が新品でありながら首を振る機構がつぶれており、恥ずかしく情けない思いをした事を思い出した。
あの頃からおかしくなりだしたのだろう。

最近、法人税が下がらなければアジアに行くしかないとかいう”経営者”の話を良く聞く。
御本人が行くのであろうか?

・・・恥知らずな話である。




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