2012/06/24

06/24 Sun 木で網戸を手作りしてみた その1

起きている間は、蚊取り線香である程度ごまかせるが、
寝ていると知らぬ間に蚊に刺されまくっている。

仕方がないので蚊帳でも買おうと思ってネットを調べていたが、
これに似たものがうちの中に存在しているのを思い出した。
テントである。全体がメッシュになっているし、目も細かい。
実によい考えだ。居ながらにしてキャンプ気分にもなれる。
これをベッドの上に置き、シングルのベッドパッドを敷けば完璧である。

「快適、快適。」と暫く使っていたが、やはり、狭い。
クッションを頭の下にいれて読書というのもつらい。

やはり網戸か、という事でホームセンターに行ってみたが。
高い。たかがアルミの板っきれである。おまけに自分で作ってである。
とりあえず台所用にロータリー式の網戸を購入し、
あとは家に帰って検討する事にした。

ベッド横の窓には内側に障子がついている。
これに合わせて木で作るのも面白いだろう。
サッシと障子の間に取り付ければ塗装はせずに木肌を生かせる。

検討するうちに決定的な事が、サッシの構造にみつかった。
このサッシは網戸の取り付けに持ち出し戸車を必要とするタイプだったのだ。
通常の組立網戸では対応できない。
むりやり戸車をつけるにしても1万円ちかくになってしまうだろう。

決定である。
これに伴い、溝を掘る道具としてトリマーを購入する事にした。
¥5000 トリマービット4mm ¥800

材料は20×30のホワイトウッド。
網戸上下にレール用の溝。上15mm。下10mm.
側面に網固定用の溝を掘る。深さ5-6mm。

10年来ほとんど使用した事のない作業台がフル活躍である。








木工用ボンドとスリムビスで組立。
直角は曲尺で確認。

ネットは銀黒24メッシュを使用。
固定ゴムは4.5mm。

最初の一辺はローラーのエッジを外側にして
対する辺以降はローラーのエッジを内側にして
ゴムを押しこむ。
エッジ側の網が引き込まれるためである。
気合いを入れ過ぎて、網を切ったり、フレームを
曲げてしまわないよう、そこはてかげんである。
無理と思ったら外側を押しこむ。


ピンと張りあがったので、
網で強度も上がった事だろう。

網の端を切り取っていく。

















とりあえず夜間の快適さは確保した。
次はベランダの網戸である。
持ち出し戸車無しの外付けに挑戦する。

木で網戸を手作りしてみた その2の1prologue

木で網戸を手作りしてみた その2の2epilogue

以下はトリマーを使用しない。

木で網戸を手作りしてみた その3(小窓編)

木で網戸を手作りしてみた その4(浴室扉編)



2012/06/09

06/09 Sat 折れたサングラスの修理をしてみた

3年前に崖から落下した際に折れたサングラスを修理してみた。
左のテンプルはヒンジ部分から取れてしまっていた為、部品として注文した。
¥2000であった。微妙な値段である。

最初はエポキシ系の接着剤で接着したのだが、一日山に行くと外れてしまった。
後、プラリペアで修復を試みたが、数日ではがれた。


図の空色の点線部分で折れたのだが、
掛けているとかなりの捻り力がかかるようだ。

今回は図の黄色の点線部分に1mm穴をあけ
手持ちのピアノ線を差し込んだ。

続いて突き合わせ部分を、
双方、杭の先状に削った。
面状の接着ではなく、樹脂でスリーブ状に
巻くためである。


プラリペアをかるく流し込み、
ガラス繊維を細かく切ったもの貼り付け
再びプラリペアをかるく流し込む事を
繰り返した。

FRPの要領である。

この時ラバーの鼻パッドは外している。
十分硬化したら、やすりで整形。
1000番、2000番のサンドペーパーで
研磨。
最終はおなじみのピカールで磨き上げて仕上げた。

このピカールは高校時代にバイクを磨くのに近所のおじさんからもらって以来愛用している。





このピカールの日本磨料工業はピカール一本で何十年らしく、信頼性は高い。
硬めのものなら何でも磨ける。

凹凸が目立つが、プラリペアを増し盛りしてやれば、目立たなくなるだろう。

スポーツ用途なので今回はこの程度で満足とする。









鼻パッドはシリコン系のSuperXで接着。

実用強度は十分得られたようだ。